GH邸−段差があるオールステンレスのフレームキッチン

優しい色づかいの内装にオールステンレスキッチンがうまく調和した空間になっています。そもそもどんな素材とも相性が良いと言われるステンレスですが、全長が3m60㎝もあるこちらのようなキッチンなりますと、優しい雰囲気の空間の中ではその存在感が強くなりすぎてしまうことがあります。しかし、こちらではキッチンの形状、デザインが空間全体の調和をとる鍵だったのか、天板の段差や、オープンキャビネットの抜けにより、ステンレスの存在感に抑揚というか強弱がついたことで、うまく調和がとれたのではないかと思います。背板と底板の無いオープンキャビネットのステンレスの合間から壁のタイルや床の石が見え、壁や床がキッチンの一部になり、素敵な抜けのあるキッチンになりました。    

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